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描いてもらった

2015.06.09 10:07|登場人物
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魔光伝キャラクター
「絵美」を描いていただきました♪

友人作


魔光伝〔百五〕

2015.03.12 19:12|第一章
 夏帆はエクスシアによって、大聖堂の一番奥に連れて来られた。
 網で作られた格子窓から陽光が差し込み、空間を明るく照らす。また、正面に大きく貼られたステンドグラスからも光がこぼれている。広さは白芦の礼拝堂の何倍もあり、小さい礼拝堂に比べると何処か落ち着かない。
ここで、得体の知れない何かに閉じ込められているのではないかと、余計な事まで考えてしまいそうだ。
(居るわけない。ここに居るのは神様のはずだから……)
 どうしても拭いきれない不安は、この場の空気に慣れない緊張によるものか。それとも――
 エクスシアは祭壇の前に立っていた。礼拝の際に司祭が祈り、聖体拝領をおこなう場所である。
 祭壇へと続く通りには赤い絨毯が敷かれ、夏帆はその上を歩いていたが、ふと立ち止まって遠くに立つエクスシアの後ろ姿を見つめた。遠目だからか、彼の背中から感じ取れるものは何もない。
 広い広い大聖堂の中で、透き通るようなエクスシアの声が響いた。
「ここが、私と神が対話する場です」
 その声音だけで、真に神を讃えているのが分かる気がした。すくなくとも、そっと正面のステンドグラスを見上げる彼の姿が偽りのものとは思えない。ここのステンドグラスにも、さまざまな聖人の姿が描かれている。
 夏帆は手を胸の前にやりながら、じっとエクスシアの言葉に耳を傾けた。
「ルビナス教は、今となれば世界一般に好まれようとしている宗教です。けれど、教徒も指で数えるほどしか存在しない時代も確かにありました」
 エクスシアの両手は、だらんと腰の横にぶら下がるようにして動かなかったが、ゆっくりとそれは拳の形になった。
「新興宗教ならば始まりが上手くいかないのは当然の事。しかし、ルビナス教はその時代があまりにも長かった。ルビナス教の創設には私の師が関わっていました」
 夏帆が思っているよりずっと、ルビナス教が創設されてからの歴史は短いものであったらしい。ティアナ教もルビナス教と同じくらい新興宗教なのか気になったが、今は彼の話を聞く時だった。

魔光伝〔百四〕

2014.05.31 23:14|第一章
 エクスシアの言葉を遮り、夏帆は強調して言った。さすがの彼も今の彼女の言葉に表情を曇らせる。
「それは、どういう事でしょうか」
「この世界に居ない筈の生き物を異端者と呼ぶなら、悪魔は異端者なんかじゃないです。悪魔と世間で呼ばれる生き物は……私達が想像もつかないほど昔から、人と一緒にこの魔光界で時を重ねて来たんです」
 本来、悪魔は十一年前において、初めてこの地に降り立った謎の生き物とされている。彼らが住むのはドラディスという地獄の世界で、魔光界とは一線を画するものだ。世界が隔たれているという点では間違いはないのだろう。
「貴女が悪魔から聞いた事実というのは、それですか」
「はい」
「信じるのですか。悪魔が言った事を」
 エクスシアから徐々に漂って来る重い空気を感じ取った上で、夏帆は頷く。
「完全に信じ切れるっていう確証はありません。だから今日レヴィさんに会って、全部を見極めようと思います。私が最初に言った事、覚えてますか?」
 ――レヴィさんと契約したという悪魔に会って来ました。
 夏帆は確かにそう言った。
「今なら、誤魔化さずに話してくれますか」
「…………」
 エクスシアは押し黙り、途端に目を伏せる。けれど表情に余裕が見られなくなっただけで、追い詰められているという様子ではなかった。
 彼は意外にすぐに返事をした。とても落ち着いた声音だった。
「信じた訳ではない、見極める――とおっしゃている割に、夏帆さんは悪魔の言い分にすっかり身を委ねている気がします」
「それは……」
「他にも何か私に訊きたい事があるのでしょう。どうぞ、もう遠慮は要りません」
 エクスシアはにこりと笑いかける。彼の真意を、顔色でうかがう事は出来そうにないと夏帆は気付く。
「私、レヴィさんが本当に悪い事をしていなかったら、ここからもっと酷い事を言ってしまいます。それでも良いですか」
「以前に言ったでしょう。行いが『善』になり得なくとも、恐れず、前に進んで欲しいと」
 それは夏帆の言い分を肯定しているとも取れるし、ある意味否定しているとも取れる。
 エクスシアは言葉を切ると立ち上がり、空色のローブをすっと伸ばした。
「夏帆さん。大聖堂の方へ移動しましょう。我が主の前に立てば、私が嘘を吐く事などないでしょうから」
(我が主……)
 神官である彼が主と呼ぶのは一人しか居ない。
 ルビナス教の神。ルビナス神。エクスシア・レヴィが崇拝する、唯一絶対的な存在。


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日向波菜

Author:日向波菜
こんにちは。
ひゅうがなみなと申します。
『日向』は響きが好きだから。
『波菜』は自作小説のキャラから取って付けました。

---サイト詳細---
『小説家になろう』で載せている
長編ファンタジー小説の前置き場。
こちらで溜まったお話を転載するカタチになっていますが ほぼ同時更新です。

また番外編を置いたりもしていますので、良ければお立ち寄り下さい^^


※リンクはネット上での知人や、個人的に(私が)ファンの方のブログを貼っています。
相互リンクもひっそり募集してます。よろしければお声かけ下さい~

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